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- 2018/07/27 : 沖縄の田舎の村に移住した私のゴミステーション問題~田舎移住なんて楽勝っしょ( ゚σω゚)ホジホジ~

最近話題になっていた「田舎に移住したら失敗した。」という話し、個々の話は置いておいて、なぜそうなるのかを生まれも育ちも田舎者の私なりに考えてみました。
要は村側の意見や村気質を理解できる私が、実際に田舎に引っ越した場合の対応や考えです。
田舎移住に興味のある方に、そのような気質や傾向があるのだと知ってもらい、少しでも田舎移住の役に立ててもらえればと思っています。
なお、ここで書いていることはあくまでも「私だったらこうする。」「私はこう思う。」「私の場合はこうだった。」という私見で、決めつけではありません。
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さて、冒頭の画像のボロ屋は私が現在借りている家です。
ちょうど良い例として、最近私が沖縄の都会の那覇からそこそこの田舎の名護へ引っ越しましたので、ここではそのそこそこの田舎に馴染むのにどの時にどのように考えて、どのように振る舞ったかを書いていこうと思います。
引っ越し初期のお話
契約前に内覧に来た時にはもちろんここがそこそこの田舎だというのは分かっていて、ご近所トラブルも有り得るものとして借りようと決めました。
この物件の良いところは「商売をしていいこと。」で、元々このクソめんどくさい可能性のある田舎に本格的に引っ越すつもりは無く、宿等の何かしらの商売をするつもりで、大きなおもちゃとして借りました。
ただ、改装をしている間に家や立地に愛着が湧いて、ここで暮らそうと決めました。
ここで大きなポイントになると思うのは、引っ越した後も即離脱できる状況があるか否かです。
手段は色々でしょうが、私の場合は那覇に賃貸がまだ残っていていつでも帰れますし、仕事も特に選ぶ気はありません。
要はここに根ざす必要が無い状態で住んでいて、他のどの土地に行っても構わないのです。
引っ越しにはまずこの「即離脱できる状況があること。」が必須だと思っています。
田舎でも都会でも建設的な話しができない人や、嫌がらせまでしてくる人がいる可能性はありますし、数件隣なら被害が無いなんてこともあるでしょうから、運任せにいきなりその家一軒、その村にこだわるのはそもそもの発想として無茶なのではないでしょうか。
私は精神衛生上よろしくない人がいる場合は即引っ越します。
ちなみにこの時点で「よそ者はいらないからと自治会に入れてもらえない問題は解決されている。」と思っています。
入れてもらえない場所が嫌なら引っ越すだけですし、後述しますが自治会に入れない程度は特に問題は無さそうだなとも思っています。
自治会に入れなくても少し不便なだけでしょうから。
田舎に引っ越してきた私のゴミステーション問題
私の場合、これはありませんでした。
ですが当然あり得るものとして考えていましたし、これからもその可能性が無いとは言えず、もし起こった場合の対策も考えています。
よくある「自治会に入らないとゴミステーションを使わせてもらえない。」という話しの、相手方の「自治会で設置したものだから使わせない。」というこの主張はいじわるですが、自治会が決定してしまった場合は実状としてどうにもならないことが多いです。
設置に何十万もかかるゴミステーションもありますし、住人の土地に設置していることも多々あります。設置協力費的なものも自治会費も払わない、管理にも参加しない状態で使わせてほしいと言っても無理なものは無理なので、この場合話しをするのは回収の責任のある役所になります。
ですが役所は管理しきれないから自治会に任せているのですから、「自治会と話し合ってくれ。」と自治会との解決を求めるだけで話しを聞いてくれない場合も多いでしょう。
その時どうするかは、自分か役所が折れるまで根気よく話しをしに行くだけです。
ただ個人的には個人回収に対応していないものを特例として許可するなど実質不可能な話しだろうなと思いますし、素直にゴミを溜める場所を個人の敷地に持って、まとめて持ち込むような形に落ち着くだろうなと思います。
その場合、この家で商売をして産廃業者を入れる方向でも考えるでしょう。
面倒な人と関わらないで済むなら私は持ち込みを選びます。
私がゴミステーションを使えるようになるまで
私の場合は環境衛生課がゴミステーションも指定してきていますので、特に誰の許可も必要とせず、自治会に入っていない状態でゴミ捨てが可能になりました。
※商売用のつもりで改装を進めている間は産業廃棄物として、業者に回収してもらっていました。
引っ越しに向けては以下。
まずは市役所に出向いて直接おばty…オネェさんを捕まえて個人的な話しを聞き出しました。
私‹ちょっと個人的にお話しを伺いたいのですが。○○のようなゴミは普段どうしてますか?
オネェさん‹うーん、まぁ、モニョモニョしたり?あんまり目立つようにするとダメよ?あとはムニョムニョとか?(書けません)
多分この人いい人です。
ともかく環境衛生課に直接聞いてくれとのことで、環境衛生課に連絡をすると新規に受付ですとなり、直接来てゴミ捨て場はどこを使えばいいかや、分別のことも詳細に説明して頂きました。
なぜ役場や環境衛生課に詳しく聞くのかは、いざ誰かに文句を言われた時に「えー!ごめんなさい!知りませんでした!すぐ直します!○○さんに聞いた通りにしたのに~」と、文句の矛先を役場や環境衛生課に向ける為です。
驚きで文句を言われた意外さを表し、即謝罪と改善の意図を伝え、ついでに言い訳プラス矛先を向ける先を与えていますね。
なんだったら役場や環境衛生課のグチを一緒に話すのもよろしいです。
同じ敵を持つと仲良くなった気がするものですから。
その後、「不慣れなものでご迷惑をおかけしました、助かりました、また何か不備があればいろいろと教えて下さい、ありがとうございました。」と再度の謝罪と感謝で締めくくります。
とりあえず私の場合はこれでいちゃもんは回避できるはずです。※私が分別やゴミ出し曜日を間違えない等をきちんとこなしている前提です。
少なくとも今後嫌がらせにまで繋がったりすることはないでしょう。
今のところご近所さんには挨拶と愛想笑いをしている程度の仲で、特に問題はありません。
自治会加入の是非
入らないで問題が起きた案件に対しては、個人的には「なぜ入らないのか。」といったところです。
自治会は役所の世話が行き届かない住居周辺の世話係といった立ち位置で、街灯の交換や清掃なんかもしているでしょう。
不利益は被りたくないが利益は受けたいというのは、少々身勝手な考えだなと思います。
何かしらの理由、例えば仕事の時間的に参加が難しいとか、病気だというのも入らない前提で断るのではなく、事情を説明した上で「入るつもりはあるのですが、このような理由で活動としてこの程度しか貢献できそうになく、迷惑をかけてしまうのではないかと心配しています。どうすればいいでしょうか。」とお伺いを立てるくらいでいいはずです。
相手に「それはしょうがないね。それでもいいから入っておくれ。」と言わせれば勝ちです (ぇ
地元の田舎では朝6時~夜11時まで仕事という環境が長かったので、上記のような流れで自治会費は収めながら全ての行事に不参加という形で丸く収まっていました。
今の村での私の立ち位置と振る舞い
工事着工前に挨拶回りはしましたが、現在は自治会にも入っておらず、誘われてもいません。
挨拶と愛想笑い、ゴミステーションにゴミが落ちていたら軽く拾う等、押し付けがましくない程度に過ごしています。
住人と直接大きく関わったのは、庭で飲み会をしていたら近所のおじさんが訪ねてきたので、楽しくお喋りをしたことがある程度です。
この時は相手から訪ねて来たので盛大に歓迎しました。
村では前向きな態度は嫌われますので、基本的に受けとして振る舞います。
村では派閥があるものとして考えた方がよく、個人を攻撃すのはもちろんいけませんが、個人を褒めるのも相手の敵だった場合嫌われますので注意します。
グチを聞かされる場合はその人の状態に同情します。疲れていらっしゃるとか大変ですねとかその辺りですね。
一緒になって個人を攻撃するような発言はしません。
このように、現在は住民と仲良くなることを目指すのではなく、敵を作らないことに注力しています。
出る杭はへし折られますので。
これから私がこの村でどうしていくのか
数ヵ月後に再度本格的に「住所を移しました。」と挨拶回りをするつもりなので、その時にお誘いがあれば自治会にも入るでしょう。
活動も誘われるがままに行うと思います。
夜間の仕事をする予定もあるので、そうなった場合は活動内容も相談すると思います。
後は特にこの村自体に愛着は無いので静かに暮していくだけです。
例えばこちらが好意的に思っていたとしても、相手からすれば新しい人と一から関係を作るなんて面倒なはずで、仲良くはならずとも村の役に立っていればそれだけでいいと思っているはずだと思っているからです。
田舎を悪者にしてほしくない
さて、ここまで書いてきて個人的に言いたかったことがこれです。
私は移住によって何か問題が起こったとしても、それは田舎が悪いのではなく個人が悪いのだと思っており、ひとまとめに「田舎はひどいところだ。」と言われるのが心外です。
田舎でも都会でも暮らしやすい場所はいくらでもあります。
ただ田舎は人と人が近いので、摩擦が起きやすいということに注意していないといけませんが。
そうしていても問題が起きてしまったのなら、たまたまいじわるな住人や村、あわない住人や村に当たっただけで、それは運が悪かったという、ただそれだけのことじゃないでしょうか。
ネットで散見される「自分が行った場所でひどい仕打ちを受けたから田舎はひどいところだ。」という論調に、そういう意味で私は納得がいかないのです。
最後に
さて、ここまでいかがだったでしょうか。
移住自体、自身の負担に目が行ってしまいがちですが、移住される側の負担もあります。
新しい人が来ることによる不安だけでも相当なものじゃないでしょうか。
私はひとりよがりにならない移住ができればいいなと思っています。
この記事で書いたことまとめ。
・引っ越し初期のお話
・田舎に引っ越してきた私のゴミステーション問題
・私がゴミステーションを使えるようになるまで
・自治会加入の是非
・今の村での私の立ち位置と振る舞い
・これから私がこの村でどうしていくのか
・田舎を悪者にしてほしくない
まとめてみればこの記事で何か特別に「これはこうだ。」とお伝えすることはできていないかもしれませんが、田舎移住に興味のある方のお役に立つことを願っています。
↓田舎移住についても書いていますので、田舎移住に興味がある方にはこちらの記事もおすすめです。
「沖縄移住失敗」の罠
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